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ニュートリライト

ニュートリライトの原点

ニュートリライトの原点は、創立者、カール・レンボーグの理念にあります。彼は世界の人々の最善の健康(オプティマルヘルス)を願って、栄養補給食品を生み出しました。

1915年、営業マンとして中国に赴任したカールは、野菜や玄米を食べている農民よりも肉や白米を食べている富裕層が脚気になりやすいことに気づきました。その時彼は「人の栄養摂取には、植物が重要な役割を果たしているに違いない」と考えました。まだ栄養素の研究はほとんどされていない時代で、脚気の原因がビタミンB1の欠乏であることが分かったのはずっと後のことです。

やがて辛亥革命が起き、カールは多くの外国人と共に収容所に入れられます。その生活は貧しく、収容者は栄養失調に陥りました。そんな状況下でカールは、木の葉や雑草、すりつぶした動物の骨、錆びた鉄釘を茹でてスープやおかゆを作って収容者に与えました。味は酷いものでしたが、人々は徐々に健康を取り戻し、カールは自身の理念に確信を持ちます。そして1927年、アメリカに戻ると植物原料をベースにした栄養補給食品の開発に着手したのです。

ファイトケミカルスを活かすために

カールは、中国にいた当時から野菜や果物にはビタミンやミネラル以外にも有用な成分が含まれていることを察していました。カールはそれを「アソシエイテッド・フード・ファクター(=副栄養素)」と名付け、その大きな可能性を確信して研究に全力で取り組みました。現在それらの有用成分は「ファイトケミカルス」と呼ばれ、人の健康維持に大きな役割を果たしていることが明らかになってきています。

カールが栄養素についての研究を始めた時代は、ビタミンの存在はわかっていたものの、その知識はまだ断片的で、ファイトケミカルスなどはその存在すら判明していませんでした。その時代にファイトケミカルスの有用性を察していたのはカールだけだったのです。

どうすればファイトケミカルスを製品に活かせるのか。それがカールが創立した当時から続いているニュートリライトの重要なテーマです。ファイトケミカルスを活かすためのこだわりの「研究」「製法」「原料」を通じて、ニュートリライトはファイトケミカルスの持つ大きな可能性を追求し続けているのです。

ニュートリライトを支える科学と世界の頭脳
THE BEST OF SCIENCE

ニュートリライトの科学者と科学諮問委員会
すべてのニュートリライト製品は、200人以上の科学者と専門家が、世界8つの研究所で大規模なテストと分析を繰り返した成果です。その研究実績は学会発表や学術論文として公表され、190以上の取得済の特許と出願中の特許がニュートリライトを支えています。また、ニュートリライトの研究を効果的に支えるために、世界中から著名な専門家10名を集めて、ニュートリライト科学諮問委員会が2004年に発足しました。この委員会はニュートリライトの研究に対して、客観的な評価と助言を与えてくれます。つまり第3者の厳しい評価に基づいた、製品開発がされているのです。日本からはファイトケミカルスの専門家として、京都府立医科大学特任教授西野輔翼先生に参加していただいています。

ニュートリライトを支えるバイオアッセイ
ニュートリライトの研究を支える重要な機能の一つにバイオアッセイラボがあります。このラボでは、バイオアッセイ(生物培養試験)を行い、生体に対する植物の有用性を研究しています。さらに、数多くの物質の中から有用な植物成分を迅速に見つけるために、医薬品の研究開発にも使われているハイスループットと呼ばれる試験を効率的に行うことができます。現在、免疫機能の維持・増進、細胞の健全な増殖とフリーラジカルからの保護など、12の分野でさまざまな試験が行われています。

※ハイスループットとは、膨大な数の化合物から性質を見極め、有用成分を自動的に短時間で見つける技術です。

ファイトケミカルスが多く含まれる部位

Part6で説明したように、ファイトケミカルスは高い活性酸素吸収力を持っています。その力は、自ら移動のできない植物が、過酷な自然から自身を守るために生み出されたものと考えられています。植物は、紫外線を吸収できる色素を合成して厳しい日差しから身を守ったり、油性の物質を合成して水分の蒸発を防ぎ乾燥から身を守ったりしています。また好ましくない味覚の成分を合成し、他の動物から嫌われることで自身や種子を守っています。例えばブドウの皮や種子に多く含まれるポリフェノールは、独特の渋みによって他の動物から実や種子を守っています。その好ましくない渋みによって、人間もブドウの皮や種子をそのまま食べることはできません。

このように、紫外線や外気に触れる「皮」や、子孫を残すために必要な「種子」などに多くのファイトケミカルスが含まれるのです。人間はほとんどの場合、野菜や果物の皮や種子は食べずに捨ててしまいます。植物を皮も種子も含めて丸ごと濃縮するなど製法にこだわったニュートリライトのサプリメントなら、ファイトケミカルスまでも余すことなく摂ることができるのです。

皮や種子に多く含まれる、ファイトケミカルス

植物のチカラを丸ごと活かす濃縮(コンセントレイト)製法

ファイトケミカルスの有用性にこだわり、植物の皮や種子(普段は食べない部位)に多く含まれているファイトケミカルスも余すところなく活かすため、ニュートリライトでは濃縮(コンセントレイト)製法を採用しています。濃縮製法では、原料植物の栄養価が失われるのを最小限に抑えるため、さまざまな工夫がなされています。

原料植物の脱水における工夫
例えばビタミンやファイトケミカルスは熱に弱い性質があります。そのため原料植物を乾燥させる工程で、乾燥機の気圧を下げ、沸点を下げることで、低い温度で植物を乾燥させるなどの工夫をしています。